イエス様が伝道の旅を続けておられたある時、一度故郷に戻られました。そのとき、弟子の一人がこう伝えました。
「先生、あなたの母上と兄弟たちが外でお待ちです。」
しかし、イエス様はこうお答えになりました。
「私の母、私の兄弟とは誰か。
神の御心を行う者こそ、私の兄弟であり、姉妹であり、母である。」
この御言葉には、非常に深い意味があります。
もし私たちがこのことを悟っていなければ、サタンの策略にすぐ巻き込まれてしまうのだと思います。サタンは、神を信じる者を破壊するために、最も身近な存在――家族――を通して働くことが、最も効果的であることを知っているからです。
私自身、何度も家族を通して情に流されそうになりました。
しかし、家族さえも捨てる覚悟で信仰を貫いたとき、不思議なことに私は病に撃たれました。
一見、それは試練のように見えました。けれども、この病をきっかけに、私は新たな道――曲作り――を始めることになりました。もし病に倒れていなければ、今この活動に取り組むこともなかったでしょう。
どれだけの人々が、私の音楽を通して救われるきっかけを得るかは分かりません。けれども、たった一人でも多くの方々が、RAPTさんを通して伝えられる御言葉にたどり着くことを、心からお祈りしています。
懐かしい風が吹く 故郷の町
母の面影 幼き日の笑い声
弟子が指さす 人だかりの向こう
「ここにお母様と兄弟がおられます」
けれど 私の心は知っている
天の父の御心だけがすべて
血よりも強い 絆がある
永遠の命を共に生きる者たち
私の母 私の兄弟
それは父を信じる者
涙も試練も越えて
天の家族となる人よ
愛する故郷を後にしても
御国の道を行く
人々の視線が 心に刺さる
「家族を拒むのか」と ささやく声
けれど父なる神が 示す道を
歩むと決めた日から 迷わない
この愛は血をも越えてゆく
永遠に残るものは御心だけ
世の常識を破り捨てても
天の家族を抱きしめる
私の母 私の兄弟
それは父を信じる者
涙も試練も越えて
天の家族となる人よ
愛する故郷を後にしても
御国の道を行く
たとえ地上の家族が離れても
父よ、あなたが私の家
御国で共に笑うその日まで
あなたの道を ただ進む
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