サタンに攻撃され、すべてを忘れた──でも、それは始まりだった
ある時、私はサタンの攻撃を受け、心の中の多くのことを忘れてしまいました。日常のこと、これまで大切にしてきたこと、信仰の実感すらも薄れてしまい、「もう人生は終わった」と感じるほど、深い絶望の中にいました。
しかし、その絶望の底から、神様は私を再び立ち上がらせてくださいました。
少しずつ記憶を取り戻し、かつてのようにさまざまなことができるようになっていきました。そして私は、ソロモンが神に求めたように、「知恵を与えてください」と祈るようになりました。自分の力ではどうにもならないときこそ、神の知恵が必要だと心から思ったのです。
ちょうどその頃、12弟子の一人であるミナさんに与えられた啓示に触れる機会がありました。その中に、「自分の内を空っぽにすることで、聖三位からさまざまなものを受け取ることができる」という言葉がありました。その言葉に、私は深く心を動かされました。
「今回の病は、私の中を一度“空っぽ”にするために必要なことだったのではないか？」
そう思うようになりました。
忘れてしまったことの中に、私が本当に必要としていた“悟り”があったのかもしれません。多くを失ったように感じた時期に、実は神様が新しいものを私の中に注ごうとしていたのだと、今では信じられるのです。
この考えに導かれて、私は一曲の音楽を作りました。忘却と再生、空虚と充満、苦しみと悟り……それらが交差する中で与えられたメロディーです。
神様は、時に私たちを「空」にすることで、「満たす」準備をしてくださっているのだと思います。
サタンに奪われた知能
昨日までできたことが
今日には闇に沈んで
何もかもが遠ざかる
考えても考えても
迷路の中で彷徨う
涙をこらえながら
ひざまずき祈った
主よ、ソロモンに与えた知恵を
私にも注いでください
かつての輝きを取り戻し
いや、それ以上の光をください
どんなにサタンに打たれても
私はあなたを信じ続ける
混乱の中に見えたのは
あなたの変わらぬ御手
弱さを抱く私を
優しく包むぬくもり
苦しみの時も越えて
あなたは約束された
求める者には必ず
知恵を注いでくださる
主よ、ソロモンに与えた知恵を
私にも注いでください
かつての輝きを取り戻し
いや、それ以上の光をください
どんなにサタンに打たれても
私はあなたを信じ続ける
夜明けは必ず訪れる
サタンの闇は消え去る
あなたと共に歩めば
永遠の光に満たされる
主よ、ソロモンに与えた知恵を
私にも注いでください
かつての輝きよりも強く
あなたの栄光を映すように
どんなにサタンに打たれても
私はあなたを信じ続ける
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